こども美術教室 がじゅく 聖蹟桜ヶ丘スタジオのブログです。日々創作活動にいそしむ子供達の表情や毎回の授業の報告などを発信しています。(子供のための造形・絵画教室)

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2012年3月29日木曜日

3/29(木)の授業報告

暖かい1日でした。
春の足音がきこえてくるようですね。

でも、寒い日のまだまだありますので、お気を付けください。

文末の様な始まりですが、本日の聖蹟少年クラスの課題は「飛び出す絵本」制作でした。
また、体験のお友達や振替の生徒さんでスタジオは活気に充ち満ちていました!!


さてさて先週、飛び出すパーツ制作が終わり製本に移る子もいます。
絵の具の「濃淡」と使った「階調(グラデーション)」などの工夫もあり、シンプルながらすてきな作品になりそうな予感がします。



ちょっとおしゃべり多めですけど、なんだかんだと手を動かします。

考えて、自分の手で描いて、描いたものを見る。
そして、見たものから再度考えを出発させて、描き直す。

この一連の過程が、何より大切なんです。




真剣です。

真剣すぎてカメラぶれしています。

そんなことはないですが、みんな真剣に飛び出すパーツを切っています。

何事もトライ アンド エラーはつきものですが、最初に切り出したパーツの問題点を考え、次は次はと、たくましく自分の制作に向き合っています。


そして、製本した完成品です。


表紙、そして、中の飛び出すパーツ(形)がレイアウトされていますね。

なんともオシャレ。



開いていくと、パーツが次々に飛び出していきます。

こんな風にね。



そして、裏表紙には「がじゅく」の文字が!

力強い!レイアウト。

これらを元に、いろいろなアレンジを加えていけば更に良い作品になっていくでしょうね。



こちらは、体験のお友達の作品。
課題は「かたどり絵画」


沢山の道具の「かたち」をかたどっていきます。

クレヨンを使う時の「力加減」が、線の「強弱」となり、線に表情を与えていきます。

この写真ではそういった表情まで読み取ることは出来ませんが、実際の作品にはしっかりとした作者の「息づかい」が見て取れます。


こちらは、大胆に紙面に入ってくる「かたち」が心地よいですね。
それぞれに関係し合いながら、紙面上でダンスを踊っているみたい!

そんなすてきな作品に仕上がりました。

今日は、本当にすてきな授業でした!



そして、私 アキヒロ先生本日聖蹟桜ヶ丘・木曜クラス最後なんです。




え〜!そうなの!!




そうなんです。



4月からは、総務として事務でみんなのお手伝いをさせていただきます。



最後の授業も、いつも通りにできて良かったと思います。


昨年4月から一年間、みんなと過ごした時間は僕を成長させてくれました。

教えることの難しさ、楽しさ、みんなとのコミュニケーションが僕にすてきな化学変化をもたらしてくれました。

みんなにも、すてきな化学変化があったと思います。

本当にたくさんたくさん、ありがとうございました!



4月からも時間作って、またみんなに会いに来ますね。


ではでは!


担当したのはアキヒロ先生とひろこ先生でした。(記:アキヒロ先生)

2012年3月28日水曜日

3/28(水)の授業報告

今日の水曜幼児クラスはくるくるコンパス絵画です。
厚紙と画鋲の簡易コンパスを使ってたくさんの円を描き、その円を利用して色をつけたり、絵を描いたりしました。
振り替えの生徒さんもタイミングよく、コンパス絵画途中だということで、仕上げてもらいました。
隣り合う色同士が同じ色にならないように気を使って、とてもきれいに色がつけられていますね。
円をキャンディや地球、お顔など、いろんなものに見立ててくれた生徒さんも。
たくさん描き込んでくれたので、カチッとした円の硬い絵にならずに、にぎやかで楽しい、やわらかさのある作品になりましたね。
あいた時間はクロッキーをしました。うまい!よく見てかけていますね。



少年クラスは、先週作った等高線を立体化したお山や島に木や家、周りの海などもつけて、ジマ作りをしました。
みんな工作好きなようで、自分たちでどんどん作っていく姿を、先生とはるか先生で眺めていました。

まだ途中ですが、この島の周りに浮いているの、何かわかります?
答えはできてからのお楽しみ~♪この発想が出てくるとは。


片付けだよ~。先生あと一時間~。・・・それはさすがに長いですね。
というわけで、来週も続きをしましょ~。





海にはこんな生き物たちも出現!!
みんなの作品の完成が楽しみですね。

担当したのは、はるか先生とちひろ先生でした。(記:ちひろ先生)

3/27(火)の授業報告

3月も終わるというのにまだ風が冷たいですが…風邪などひかないよう気をつけたいものですね…。

火曜クラスは本年度最後の授業でした。
幼児クラスには体験の子と振替の子がきていつもより賑やかでしたね!
課題は平面から立体を作る「紙の工作」でした。ペラペラの紙が、くるっと丸めたり折ってくっつけたりすることで立ち上がっていくのは面白かったね。

少年クラスは「等高線」の考えかたを形にする少し難しい課題でした。地図を立体的にしていく工作です。ダンボールを重ねていくことでムクムクと山ができたり島になったり。海や草原には着色もして、小さなジオラマになりました♪

担当はふみこ先生とのぞみ先生でした(ふみこ先生記)

2012年3月24日土曜日

3/24(土)の授業報告

今日は今年度最後の土曜日クラスでした!みんな1年間の制作を通して成長し続けて来られましたね!自信を持って新しい学年に臨んで下さい♪

今日の幼児クラスは紙とセロテープの工作です。紙はペラペラ。もちろんそのままでは立ってくれません。平面である紙を輪っかにしたり四角く折り曲げたりしてセロテープでくっつけていくと、だんだん自立する立体になっていきます。
ウサギや自分の飼っているワンちゃんなど、思い思いのモチーフを作っていきました!
知らず知らず、立体の構造を研究しちゃったね!

少年クラスは牛頭骨を仕上げたり、紙の工作をしました。
牛頭骨はじっくりよく形を見ること、また一見真っ白だけど、光のあたり具合でたくさんの白があることを発見しましたね。白の明暗を描き分けることで、出っ張りやひっこんだ形が表現できました。
紙の工作もさすが少年クラス♪自分の思う形に向かって切ったり貼ったり折ったりと黙々と制作していました!

担当はふみこ先生とあや先生でした(ふみこ先生記)

3/23(金)の授業報告

雨がシトシト。あと一週間ちょっとで3月も終わろうとしていますが、まだまだ肌寒いですね。
少年クラスのみんなは明日から春休みのようです♪4月からは新学期も始まりまた一つお兄さん、お姉さんになるね。

今日はみんな早めに来てくれてやる気いっぱい!
先週の続き、「はさみのグルグルトレーニング」の制作をさっそく始めました。
今日からの生徒さんは、画用紙を絵の具で色紙にしていきました。一枚作るのもこだわって、時間をかけていたね。素敵な色紙になりました♪

先週色紙を作っていた生徒さんは、考えた形をグルグルと切っていきましたよ。
切り終わったら、土台とグルグルの先をそれぞれページに貼って、飛び出す絵本に仕上げました。バネのようで面白い!(^o^)切った形から発想した物語も生まれました。

細かい形で切っていた男の子たちは、途中で切れてしまったりなかなか苦戦…迷路のようになってどこを切ったらいいかわからなくなり、先生も一緒に悩みながら最後まで切れたね!
この細かさが写真で伝わるでしょうか?

はさみという道具一つとっても、うまく扱うには経験やコツなど、積み重ねが大切です。
出てきた色や形から、発見したりひらめきと出会って、楽しみながら制作できました。


担当したのはのぞみ先生でした。(記:のぞみ先生)

2012年3月22日木曜日

3/22(木)の授業報告

今日の木曜クラスの授業は画用紙にぐるぐると線を描いてその線を鋏でチョキチョキと切る、という授業をやりました。
画用紙には様々な形の線を描いてもらいました!!幾何学な線や魚の形をした線、お花の形の線などなど。
線を描いた画用紙にグラデーションの色を着けてもらったところで下準備は完了です!それを鋏で切ったら本の形に製本して飛び出す絵本を作ってもらいます♪
今週はみんな下準備が出来上がってきたので、来週はいよいよ製本に入りたいね(*^^*)
担当したのはひろこ先生でした。(記:ひろこ先生)

2012年3月21日水曜日

3/21(水)の授業報告



風がビュービュー強い日でしたね。帰りにはおさまってほっと一息でした。

今日の幼児クラスはスタンプで足跡絵画製作☆
足の裏に絵の具をつけてペタン‥というわけではありません。
手 をスタンプにして足跡を作りました。
見てください。↓ほんとの足跡みたいですよね。
 
人の足跡だけでなく、動物たちの足跡作りにも挑戦しました。さてさてなんの足跡でしょう?
いろんな動物がいますね~。ながーくつづいております☆
足跡がつくとこはどこかな?とイメージしてまわりも描き込みましたね。

余った時間で他の道具も使ったスタンプもしてみました。


少年クラスはこちら。
もうお気づきの方もいると思いますが、地図によく描かれている、高低差を表す等高線を立体化です!自分なりの島や山を作ってもらいました。ひたすらもくもくと重ねてくれて、かなりの密度のある山もありますね。ユニークな形の山々もあります。

ダンボールを何度も切るのは手が痛くなって大変でしたが、切り取った形を積み上げていくとなかなかの迫力でしたね。
疲れたー!といいつつも頑張りました。
来週は今日作った山を利用して、ジオラマ作りをします(^-^)


担当したのは、みか先生とはるか先生とちひろ先生でした。(記:ちひろ先生)

2012年3月18日日曜日

3/18(日)の授業報告

遅ればせながら日曜クラスの授業報告です。
今日はレギュラーの生徒さん、振替の生徒さん、体験の生徒さん、総勢9名でにぎやかに、ロール紙に共同絵画制作をしてもらいました。
こちらです!!↓
中央に太陽!!がかなり目立ちますが、近づいてみると、いろんなものが描かれています。
ものすごい急な山にウサギとカメ?!勝負の明暗はどちらに?

とっても穏やかな春の野原。ホントに早く春がこないかな~♪

空には鳥も飛んでいます。

海は大荒れ?!

体験の生徒さんや、幼児さんが大きいお姉さんお兄さんに少し押され気味でしたが、負けじと描き続けてくれましたね。大作が出来上がりました!!

担当したのは、ゆり先生とちひろ先生でした。(記:ちひろ先生)

2012年3月17日土曜日

3/17(土)の授業報告

今日はしとしと雨降りの一日でしたね。
早く春が来てほしいものです。
今日の幼児クラスは「紙とセロハンテープの工作」をやりました。
画用紙を任意の形に切り取り、セロハンテープで繋ぎ止め色々な形を作ろう!!という課題です。みなさんリスや犬、うさぎさんなどたくさんの動物を作ってくれましたよ♪うさぎを作るにはどんな形に切ればいいのかな〜?
ひとつの形を立体的に作るのには
まず展開図を思い浮かべるのが大事ですね。
少年クラスはA,B 共に牛頭骨のデッサンをやりました。黒い画用紙に白いクレヨンで描き起こす課題です。
光が当たっている部分を意識して明るい方から立体的に描いていく、少し難しい課題だったね。
でも少年クラスのみんなは割りとさくさく順調に描いてくれました!!デッサンの基本がだんだんと理解できているようでした。
余りの時間で紙とセロハンテープの工作課題をやってもらいましたよ。
恐竜の骨や戦車、ケーキなど完成度の高い工作が出来上がりました(*^^*)
担当したのはひろこ先生でした。(記:ひろこ先生)

2012年3月16日金曜日

3/16(金)の授業報告

どうしてこうも、年度末になるとバタバタするんでしょうね〜

そんな忙しい毎日ですが、こどもたちと過ごす時間はゆっくり経過して欲しい。と思う今日この頃です。

さて、本日の課題は「飛び出す絵本」制作でした。

画用紙に着彩をほどこし、図形を描き、切り出していく。
冊子を作り、切り出した図形を貼っていく。


文字にすると、なんとも簡単になりますが、そこにある過程はたくさんの事柄に満ちていますね。


さて、制作風景を見ていきましょう。


画用紙に着彩をほどこしているところ。
彼は、とてもアイデアが豊富。
画用紙の周囲から中心にかけて、絵の具の濃淡を使って色をのせていきます。



こちらは、「にじみ」を使いながら色をのせていますね。
最初に水のみを紙に塗り、そこに絵の具をのせると、、、あら不思議!
じわわわわーーーーん!と、絵の具が広がっていきますよ〜


こちらは、乾いた色紙を切り出しているところ。
幾何形体だったり、オリジナルの形だったりとたくさんの形が登場。
丁寧に切り出していきます。


今日の成果は。







たくさんの「色紙」ができあがり、切り出しに入った子もいれば、色作りにこだわり「色紙」を作った子と様々。

そして、少年クラスともなれば、絵の具が乾く間に次の工程の仕事や、別の制作をこなしていくといった計画性も出てきます。



また、彼ら彼女らには制作の過程で「ああしたい」「こうしたい」と、イメージがあります。

この「イメージ」なんです。ともて。

制作過程で「どうしようかな???」と選択に迫られたときに決断の軸になるからです。


「どうしたいの?」と話をしていけば、必ず「こうしたい。」という意志、意見が見えていきます。


そういった、「選択」や「思考」が決断を導き出してくれるんだと思います。




来週は「飛び出す絵本」仕上げていきましょうね!


担当した先生は、アキヒロ先生と金野のぞみ先生。(記:アキヒロ先生)

2012年3月15日木曜日

3/15(木)の授業報告

さーて、本日の聖蹟木曜少年クラスは「牛頭骨デッサン」と「セロテープと紙の工作」「お弁当を作ろう」でした。


さてさて、「牛頭骨デッサン」から見ていきましょう。

このデッサン、通常のデッサンとは違い「黒地に白で描いていく。」という手法で進行していきます。

なぜかって?

通常の白地(白紙)に鉛筆や木炭(黒)で描いていくデッサンは「影・陰」描いていきます。鉛筆や木炭で描いていけるのは暗部ですよね。

しかし、こちらは黒地(黒紙)に白クレヨン(白)で描いていきます。そう、「光」を描いていくんです。

光があり、形の変化によって「陰影」ができていく。ことを感じて理解してもらうために通常と違ったアプローチで絵を作っていきます。


前置きが長くなりましたね。



イーゼルに画板を置き、描いていきます。

光がどこから差していて、牛頭骨のどの部分に沢山光が当たっているか???
そんなことを考えながら描いていきます。

正に、手を使っての「思考」ですね。


じっくりと観察し、考え、手にその考えを伝えて描いています。



写真では分かりにくいですが、実際の絵には微細な明暗の調子(グラデーション)があり、とてもいい作品に仕上がったのではないでしょうか。



「セロテープと紙の工作」はというと。

まず、いろんな形の紙を切り出し、セロテープでつなぎ合わせていきます。
どんな形が生み出されるか、まずは体験していきます。


だんだんと、自分が作りたい「形」のイメージが浮かんできたら、そこに向かって紙をつぎはぎしていきます。


ねらった形に近づいたかな?

「自分が作りたい形」→「一度展開してみる」→「立体から平面へ」→「切り出す」→「組み立てる」→「平面から立体へ」→「自分が作りたい形」

こんな過程を経て、工作をしていきます。


そして、できあがった「マシンガン」

これもできあがるまでに四苦八苦してたんですよ。


こちらは、いろんな形の紙を切り出しセロテープでつなぎ合わせていく中から生まれた「新種の生物」です。
複雑に絡み合った表面は「うろこ」のようで面白い作品です。



「お弁当を作ろう」では、じっくりをレタスやブロッコリーを作っていきました。
レタスの表面の葉脈まで再現していくので、細工が大変!

しかし、じっくりと作品と向き合っていました。


こどもたちの頭の中には「自由な発想」が沢山詰まっています。
そして、真摯に作品に向き合う姿勢があります。


私たちの指導が、その「自由な発想」を抑えるのではなく、よりよいかたちで引き出せるように、また素直で真摯な姿勢の後押しができるようにと毎度の事ながら実感させられますね。


担当した先生は、アキヒロ先生とひろこ先生。(記:アキヒロ先生)